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遺言の教科書–遺言書に絡むすべての論点を解説

更新日:2020.04.01

遺言の教科書–遺言書に絡むすべての論点を解説

遺言という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、実際に細かいルールまで詳細に理解している方はほとんどいないでしょう。

この記事では、遺言に絡むすべてをご説明しておりますので、皆さまの遺言に対する疑問を解決できると思いますので是非ご覧ください。

1.あなたは遺言を書くべき?診断テストであなたが遺言作成するべきかがわかります!

財産が多くなければ遺言なんて書く必要がないでしょ!とお考えの方も多いのですが、財産が多くない方の方が実際には、遺族で争っているケースが多いのです。

そのため、相続人が2名以上いる場合には、遺族の争いを回避するためにも作成した方がよいと回答する専門家は多いです。

この診断テストの詳細については、下記サイトをご参照ください。

遺言書を書く必要はある?診断テストでチェックしよう

【関連記事】

遺言書の必要性を解説!以下のケースに当てはまれば遺言は書くべき

 

2.遺族の争いを防ぐ役割を果たす遺言とは?

遺言がなく、争ってしまった事例を1つご紹介します。

被相続人が亡くなる前は、相続人がそれぞれ多かれ少なかれ互いに不満を持っていらっしゃるご家族がおりました。

相続発生するまでは、お互い不満をぶつけることはありませんでしたが、遺産の相続という場面に直面した途端に、急変して、お互い不満をぶつけるようになりました。

相続財産を奪い合うことで、相続人同士は不仲になってしまい、最悪の状況で相続が終了したという事例があります。

このような争いは、遺言があれば防ぐことができるのです。

上記の事例以外にも、争った事例を下記サイトでまとめておりますので、是非ご参照ください。

遺言があれば防げた?遺言がない場合の3つのトラブル事例

3.遺言の種類をご紹介!遺言には、たくさん種類がある?

遺言は、大きく分けると【普通方式】と【特別方式】に分けることができます。

【普通方式】は、自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3つに分けられ、

【特別方式】は、危急時遺言・隔絶地遺言に分けられます。

※危急時遺言には、一般危急時遺言や難船危急時遺言があります。

※隔絶地遺言には、伝染病隔絶地遺言や船舶隔絶地遺言があります。

皆さんがイメージしやすい遺言は、自筆証書遺言と公正証書遺言の2つだと思います。

実務上もこの2つの遺言がほとんどです。

では、自筆証書遺言と公正証書遺言を簡単にご紹介していきます。

(1)自筆証書遺言とは?

自筆証書遺言とは、簡単に説明すれば自分で作成する遺言になります。

細かく説明するとかなり長くなってしまうので、詳しく知りたい方は、下記サイトをご参照ください。

自筆証書遺言って何?4つのポイントを解説します。

自筆証書遺言を作成するうえでの注意点は下記サイトにまとめておりますので、ご参照ください。

自筆証書遺言は、パソコンで作成すると無効になる?

(2)公正証書遺言とは?

公正証書遺言とは、簡単に説明すれば、プロが作成する遺言です。

細かく説明するとかなり長くなってしまうので、詳しく知りたい方は、下記サイトをご参照ください。

公正証書遺言って何?7つのポイントを解説します。

(3)それ以外の遺言とは?

自筆証書遺言と公正証書遺言以外の遺言は、そこまで重要性が高くないので、詳しい説明をしている参照ページのみご紹介しておきます。

秘密証書遺言って何?

一般危急時遺言って何?

難船危急時遺言って何?

伝染病隔絶地遺言って何?

船舶隔絶地遺言って何?

4.遺言がある場合と、ない場合の相続手続きの流れとは?

相続の手続きは、遺言がある場合と、遺言がない場合では、異なります。

(1)遺言がある場合の相続手続きの流れ

①遺言書の種類を確認する

②遺言書の内容を確認する

③遺言書通りに遺産を分割する

という流れになります。

遺言がある場合でも、その遺言は、公正証書遺言か、自筆証書遺言などの、公正証書遺言以外かで、流れが異なります。

遺言がある場合の流れの詳細は、下記サイトをご参照ください。

遺言がある場合の相続手続きの流れを徹底解説

遺言を見つけた場合の正しい行動とは?

自筆証書遺言などを、発見した場合、すぐに開けて中身を確認しては絶対にダメ!ということをご存じでしたでしょうか?

勝手に開けてしまうと罰金を取られる可能性があります。

正しい行動を詳しく確認したい方は、下記サイトをご参照ください。

遺言書を発見した後の正しい行動手順とは?

(2)遺言がない場合の相続手続きの流れ

遺言がない場合には、まず、遺産分割協議書を作成します。

遺産分割協議を行うためには

・相続人調査

・相続財産調査

・相続放棄・限定承認の確認

などを行っていかなければなりません。

遺言がない場合の流れの詳細は、下記サイトをご参照ください。

遺言がない場合の相続手続きの流れを徹底解説

5.遺言を解説する際によく出てくる言葉の用語解説

(1)検認(けんにん)とは?

検認とは、遺言書の内容を明確にするとともに、この存在を相続人に知らせること、遺言の偽造や変造を防止することを目的とした裁判所による手続きになります。

この遺言書の有効無効を判断する手続きではありません。

検認が必要な遺言書は、「自筆証書遺言」と「秘密証書遺言」になります。

みなさんに理解しておいて頂きたいことは、遺言書を見つけたら裁判所で検認するということです。

検認についての詳しい詳細は、下記サイトをご参照ください。

遺言書の検認とは?検認についての全論点を徹底解説します。

(2)遺言執行者(ゆいごんしっこうしゃ)とは?

遺言執行者は、預貯金の解約や不動産の所有権移転登記(不動産の名義変更)など、遺言を正確に執行するために必要なすべての行為をする者です。

簡単に説明すれば、遺言に記載されている内容を実現させていく方です。

遺言執行者に関連する論点をまとめておきましたので、興味のあるものは確認しておいてください。

遺言執行者を選ぶ方法を徹底解説

遺言執行者になるとどれくらいの報酬をもらうことができるのか?

遺言執行者は誰にするのがベスト!?自分が選ばれたらどんなデメリットがある?

遺言執行者に選ばれた方が行うべき仕事とは?

遺言執行者が一人でなく複数指定されていた場合、どのように遺言を執行すればよいでしょうか?

6.遺言に絡むよくあるご質問

遺言に関連して実務上よくご質問されるものを記事にしてまとめておきましたので、気になるももは、確認しておいてください。

遺品整理をしていたら母の遺言を見つけました。すぐに開封してよい?

遺言書を提出する公証役場はどのようなところ?

遺品整理で遺言が見つかった場合、法定相続分より遺言が優先されるの?

法定相続人と遺言は、どちらが優先されるのか?

夫婦で一通の遺言を作成しようと思いますが、法律上問題になるのか?

遺言の入った封筒を勝手に開けたら相続できないの?

遺言に記載されていた財産が実際はなかった場合、遺言が撤回されたとみなすのか?

遺言書が複数見つかり、作成日も別々の場合、どの遺言書を優先すればいい?

遺言で指定されていた受遺者が先に死亡した場合、遺贈はどうなる?

遺言は、見つけやすい自宅で保管するべき?遺言の種類によって保管場所は異なる?

遺言の種類ごとに開封方法が異なる?

遺言書が残されている場合でも、遺産分割協議を行うことが可能?

遺言の不動産表記が誤っていて登記できない。こんなときどうなる?

7.豆知識

遺言では、解決できないことでも家族信託なら解決できるというケースがあり、近年【家族信託】が注目されております。

詳しくは下記サイトをご参照ください。

遺言では解決できないことも、家族信託なら解決できる?

家族信託を利用前に確認すべき7つのポイント

 

 

この記事の監修者

 

代表 荻野 照美

 

所属事務所:おぎの司法書士事務所

平成13年度司法書士試験合格(受験地:埼玉)

平成16年埼玉司法書士会登録(登録番号 埼玉第938号)

簡裁訴訟代理関係業務認定(認定番号 第303090号)

公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート会員

 

 

 

おぎの司法書士事務所の詳細ページはこちら>>>

「つぐなび」の運営は、1970年創業の株式会社船井総研ホールディングス(東証1部上場、証券コード:9757)の経営コンサルティング事業を担う株式会社船井総合研究所が行っています。…もっと見る

船井総合研究所は、相続分野において700事務所にものぼる全国の弁護士・税理士・司法書士といった士業事務所のコンサルティングを行っており、その長年のノウハウをもとに「つぐなび」を2020年に開設いたしました。
現在、全国的に高齢人口の急速な増加を続けており、総人口は減少していく一方で、高齢者人口は2040年まで増え続けると予測されています。それに伴い、相続財産をめぐるトラブルも増加、複雑化していることが喫緊の課題となっており、さらに、問題を未然に防ぐための遺言や民事信託などの生前対策のニーズも年々高まっています。 「つぐなび」では、相続でお困りの皆様が、相続の”プロ”である専門家と一緒に相続の課題解決をしていけるようサポートいたします。

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