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相続が発生した際に、貯金がある程度あったり、自宅の不動産があったりすると「自分は相続税の対象？もし対象ならいくら払わないといけないの？」と心配になることでしょう。

ここでは複雑な相続税の計算を分かりやすくお伝えいたします。あくまで概算になりますので、詳しい相続税額の計算や相続税の申告手続きについては、掲載の税理士にご相談ください。

まずはいったいいくらの財産があれば相続税の対象になるか？ですが、これには「基礎控除」の計算が必要になります。基礎控除額以下の場合は相続税の申告は不要です。

相続税の基礎控除額は「法定相続人の数」で決まります。法定相続人というのは法律で定められた相続の権利がある人のことです。
基礎控除額として3,000万円に加え、相続人1人につき600万円が相続する財産から控除されるため、相続人が多いほど控除される額が増えます。

この場合、相続財産額が4,800万円以下であれば相続税申告は必要ありません。

では、基礎控除の考え方が分かったところで、相続税がかかるかを概算で分かる早見表を見ていきましょう。

こちらの早見表では、初めての相続の場合でよくある、配偶者と子どもが相続人のケースを取り扱っています。

上の表は子どもの立場からみると両親のどちらかが亡くなった1次相続を表したものですが、両親が共に亡くなった際の2次相続では相続税額負担が大きくなります。

1次相続では配偶者に対する税の優遇処置（配偶者控除）が大きいため、大きな負担にはなりませんが、子どもだけの2次相続になると、この控除が使えず相続税が大きな負担となります。

この早見表ではよくある遺産分けのパターンに基づき算出していますが、場合によっては、遺産の分け方を工夫することで、1次相続・2次相続を合わせた相続税の総額を抑えることも可能です。このような節税の提案は相続に強い税理士から受けることができますので、掲載の税理士にご相談ください。

税理士の報酬の相場はどのくらい？

税理士に依頼する主な相続業務といえば「相続税申告」です。相続税申告の報酬相場は一昔前は遺産総額の0.5％～1％と言われてきました。
ただ、現在は基本報酬が遺産総額帯別で区分されていたり、財産の内容や相続人の数によって加算料金がかかることが多いため、より現実的な相場をまとめてみました。

この基本報酬に下記の加算報酬を加えたもので報酬の合計額が決まります。加算報酬とは簡単に言えばオプションのことであり、相続財産が多岐にわたる、相続人が多い、急を要す申告の場合、税理士の工数が増えるため、多くの場合加算報酬がかかります。

相続税申告は自分でできる？

ここまで報酬額の相場についてお伝えしてきましたが、これらの税理士報酬を節約するためにご自身での申告を考えられる方もいらっしゃいます。

およそ15％の方がご自身で申告をされますが、ご自身で行った申告は税理士が行ったものに比べてミスが多いことを税務署も把握しているので「税務調査」に選ばれやすくなる傾向にあります。

令和2年度はコロナの影響で税務調査（自宅に訪問しての実地調査）が大幅に減りましたが、例年は申告全体の1割程度が実地調査の対象となり、ほとんどの場合で申告の間違いを指摘され、多額の追徴課税を支払うことになります。
また、税理士に依頼することで税務調査の対象になるリスクを軽減できるだけでなく、節税の提案も受けることができます。
節税の効果は場合によっては数百万円以上となるので、税理士報酬を支払ったとしても、報酬額より高い節税効果を受けられる可能性もあります。

＊＊＊＊＊

以上、「“相談する前に知っておきたい”相続に強い税理士探しのポイント」をお伝えしました。
専門家探しにお役立ていただけますと幸いです。
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税理士に依頼できる相続手続きの内容

相続で税理士に依頼できる内容

税理士は税金に関する専門家です。相続税に関して問題が発生した場合、税理士と相談することになります。

  • 相続税の計算と相続税手続き
  • 遺産分割に必要な資料作成のサポート
  • 財産調査

上記の3つは税理士に依頼できる代表例です。相続税に関係する資料の作成や調査は全て税理士に任せることができます。

相続税で分からないことがでてきたら一度、税理士に相談してみることをおすすめします。相続税申告など難しい手続きを任せることができるので円滑な相続を実現することができます。

税理士に相続相談ができない業務

相続で発生する以下のような業務は税理士に依頼することはできません。

  • 不動産の相続登記
  • 相続放棄・限定承認
  • 遺産分割などの紛争解決
  • 遺産分割協議書

税理士は前述したように税金の専門家です。ですので相続に関する依頼も相続税に関係したものでしか対応できません。

相続登記であれば司法書士に、紛争解決であれば弁護士にといったように士業によって対応できる業務が違います。 逆に相続税申告は他の士業では担当することができず、税理士にしか依頼することはできません。

税理士に相続税申告を依頼する際の費用相場

税理士に依頼する主な相続業務としては「相続税申告」が挙げられます。以前は、相続税申告の報酬相場は遺産総額の0.5％～1％程度とされていました。

しかし、現在では基本報酬が遺産の総額帯によって細かく区分されており、さらに財産の種類や相続人の人数に応じて加算料金が発生することが一般的です。そこで、より現実的な相場を以下にまとめました。

報酬の合計額は、基本報酬に以下の加算報酬を加えたものとなります。

加算報酬とは、いわばオプション料金のことで、相続財産が多岐にわたる場合や相続人が多い場合、あるいは急ぎの申告が必要な場合など、税理士の業務量が増える際に発生します。

そのため、これらの状況では多くの場合、加算報酬が追加されます。

税理士に相続税の相談をするメリット・デメリット

税理士に相続税の相談をするメリット

税理士に相続を依頼する最大のメリットの一つは、生前対策や贈与税申告をサポートしてもらえる点です。相続税が発生することが予想される場合、いくつかの非課税制度を活用して、生前対策を行うことが可能です。

ただし、どの制度を利用すべきかは税の知識がない人には判断が難しく、ミスが発生することが多いため、税理士に相談することで、各家庭の状況に合った最適な対策を提案してもらえます。

さらに、贈与税申告も税理士に依頼すれば、手間を大幅に省くことができます。自分で手続きを行う場合、財産評価などの複雑な作業に多くの時間がかかる可能性がありますが、税理士に任せればスムーズに手続きを進めることができます。

また、財産評価に詳しい税理士であれば、以下のようなサポートも受けられます：

■難易度の高い申告書の作成

相続税申告書の作成には多くの時間と専門知識が必要ですが、税理士に依頼すれば、申告漏れやミスなく申告書を完成させることができます。

■正確な土地評価・財産評価

特に土地の評価は相続税申告において非常に難しく、相続税に詳しい税理士でないと誤りが生じる可能性があります。税理士は正確な評価を行うことができます。

■追徴課税リスクの軽減

相続税の申告において、申告漏れが原因で追徴課税や税務調査を受けることがありますが、税理士が書面添付を行えば、税務調査のリスクを大幅に減らすことができます。

■控除・特例の活用で税金の軽減

相続税にはさまざまな控除や特例があり、条件に当てはまれば納税額を抑えることが可能です。税理士に依頼すれば、これらの制度を最大限活用し、納税額を最小限に抑えることができます。

■二次相続を見据えた申告

例えば、両親と子供の三人家族で父親が亡くなった場合、母親が相続するのが一次相続です。その後、母親が亡くなると、子供が両親の財産を相続する「二次相続」が発生します。

税理士は、これを考慮して、最も税負担が少なくなる方法を提案してくれます。

税理士に相続の相談をするデメリット

税理士に相続を依頼するデメリットは大きくわけると２つあります。

■税理士への報酬が発生する

税理士に相続税申告を依頼する際、報酬が発生します。この報酬は、相続財産の総額に応じて変動することが多く、財産が多ければその分報酬も高額になります。依頼前に、具体的な費用を確認することが重要です。

■相続税に強くない税理士も存在する

全ての税理士が相続に強いわけではありません。相続税に詳しくない税理士に依頼すると、財産評価や土地評価においてミスが発生するリスクが高まります。信頼できる税理士を選ぶためには、過去の相続税案件の実績や専門性を十分に確認することが大切です。

一部の方は、税理士を利用せずに自分で相続税手続きを行うことを検討する場合もありますが、申告ミスのリスクや手間と時間を考えると、税理士に依頼する方が結果的に良い選択となることが多いです。相続税で悩んでいる場合は、税理士に相談することをおすすめします。

相続に関する税理士費用は誰が負担するのか

税理士に相続税申告を依頼する際には、税理士報酬が発生します。「誰がその費用を負担するべきか？」と疑問に思う方も多いですが、法律で明確に定められているわけではありません。そのため、依頼前に相続人同士で支払い方法について話し合いをしておくことが重要です。

複数の相続人で1つの申告書を作成する場合、相続税申告にかかる料金は1つの申告書に対して発生します。通常は、相続人全員で分担して負担しますが、実際の支払いは1人が代表して行い、その後各相続人から分担分を回収することが一般的です。

相続に強い税理士を選ぶポイント

相続に強い税理士を選ぶ際に重視すべきポイントを5つにまとめました。

過去の実績を確認する

税理士の過去の実績を調べることで、相続に関する依頼でどのような成果を上げているかを確認できます。多くの事務所ではホームページに実績が掲載されています。

特に、財産の評価をどれだけ減額できたかは、税理士のスキルを判断する大きな指標です。財産評価を下げることで節税につながるため、実績の確認は重要です。

税制度を活用した節税提案があるか

相続税には多くの控除制度が存在します。

これらをうまく活用して節税が可能かどうかを見極めるため、税理士が節税提案をしてくれるかは選定の重要なポイントです。

二次相続を考慮した提案ができるか

相続税のシミュレーションを行う際、二次相続を考慮しないと、結果的に税金が増えてしまうことがあります。

孫の代まで視野に入れた相続計画を提案できる税理士は、より安心して任せられます。

税務調査対策ができるか

税理士は税務署が指摘しやすいポイントを理解しており、申告時に対策を講じることができます。

また、税務調査が入った際に、依頼者の立場で対応してくれる税理士を選ぶことが重要です。

書面添付制度に対応しているかどうかも確認しておくと良いでしょう。

適切な費用かどうか

相続税申告の費用は一般的に財産額の0.5％～1％とされていますが、事務所ごとに異なります。

格安をうたう事務所では、相続が専門でない場合や、節税効果を十分に考慮していない場合があります。事務所で十分に相談し、得られるメリットと費用が見合っているかを確認することが大切です。

税理士に相続の相談でよくある質問

Q.相続税の申告を依頼する場合、どのような税理士を選べばよいですか？

税理士によって経験が異なり、相続税申告を年間で数十件扱う税理士もいれば、ほとんど経験のない税理士もいます。相続税の経験が豊富で、相続に詳しい税理士を選ぶことが大切です。

また、申告手数料について事前にしっかりと見積もりを提示してくれる税理士や、依頼者の質問に丁寧に耳を傾け、分かりやすく説明してくれる税理士に依頼すると良いでしょう。

Q.相続人ごとに別々の税理士事務所に依頼することは可能ですか？

可能です。ただし、コストを考慮すると、全員が同じ税理士に依頼する方が効率的です。しかし、遺産分割で訴訟が起こっている場合など、相続人ごとに異なる税理士に依頼することもあります。

Q.相続税申告は一人の税理士に依頼するより、複数の税理士に依頼する方が良いのでしょうか？

相続人ごとに異なる税理士に依頼することは可能です。

ただし、一般的な相続税申告で相続人間に争いがなければ、費用面を考慮して一人の税理士に依頼する方が良いでしょう。

Q.税理士によって相続税の金額は変わるのでしょうか？

経験豊富な税理士は、特に土地の評価において、相続税評価の規則に基づき、さまざまな観点から評価減を検討することができます。

土地の評価を適切に減額することで、相続税額を抑えられる可能性があるため、税理士によって相続税の金額が変わることもあります。

Q.他の税理士事務所が作成した相続税申告書のチェックを依頼できますか？

依頼できます。相続に精通した税理士がセカンドオピニオンとして、作成済みの相続税申告書を確認することが可能です。

Q.相続税申告は税理士に依頼せずに自分で行えますか？

自分で申告することも可能です。しかし、財産評価や相続税申告が正確に行えない場合、余分な税金を支払ったり、申告後に税務調査が入り、追徴課税のリスクが生じることがあります。

特に相続財産の大部分が土地である場合、適切な評価減や特例の適用を行うことで納税額を大幅に抑えられる可能性がありますので、相続税に詳しい税理士に依頼することをおすすめします。

鶴ヶ島の概要

鶴ヶ島の人口と世帯数

令和4年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口（市区町村別）（日本人住民）によると、令和3年の鶴ヶ島の人口は68477人、うち鶴ヶ島の男性が33962人、鶴ヶ島の女性が34515人でした。令和4年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口（市区町村別）（総計）によると、鶴ヶ島の人口を年齢別で見ると、鶴ヶ島の0歳～4歳が2264人、うち鶴ヶ島の男性が1164人、鶴ヶ島の女性が1100人、鶴ヶ島の5歳～9歳が2569人、鶴ヶ島の男性が1333人、鶴ヶ島の女性が1236人、鶴ヶ島の10歳～14歳が2886人、鶴ヶ島の男性が1437人、鶴ヶ島の女性が1449人、鶴ヶ島の15歳～19歳が3408人、鶴ヶ島の男性1740人、鶴ヶ島の女性1668人、20歳～24歳の鶴ヶ島の人口が3765人、鶴ヶ島の男性1936人、鶴ヶ島の女性1829人、鶴ヶ島の25歳～29歳が3414人、男性が1730人、女性が1684人、鶴ヶ島の30歳～34歳の人口が3568人、鶴ヶ島の男性が1836人、鶴ヶ島の女性が1732人、35歳～39歳の鶴ヶ島の人口が3782人、男性が1931人、女性が1851人、40歳～44歳の鶴ヶ島の人口が4650人、男性が2382人、女性が2268人、45歳～49歳の鶴ヶ島の人口が5939人、うち鶴ヶ島の男性が3007人、鶴ヶ島の女性が2932人、50歳～54歳の鶴ヶ島の人口は5673人、鶴ヶ島の男性で2927人、鶴ヶ島の女性で2746人、55歳～59歳の鶴ヶ島の人口が4105人、鶴ヶ島の男性で2112人、鶴ヶ島の女性で1993人、60歳～64歳の鶴ヶ島の人口は3707人、鶴ヶ島の男性が1764人、鶴ヶ島の女性が1943人、65歳～69歳の鶴ヶ島の人口が4436人、鶴ヶ島の男性が2115人、鶴ヶ島の女性が2321人、70歳～74歳の鶴ヶ島の人口は6232人、うち鶴ヶ島の男性が2905人、鶴ヶ島の女性が3327人、75歳～79歳の鶴ヶ島の人口が4479人、鶴ヶ島の男性が2115人、鶴ヶ島の女性が2364人、80歳～84歳の鶴ヶ島の人口では3004人、鶴ヶ島の男性1424人、鶴ヶ島の女性1580人、85～89歳の鶴ヶ島の人口が1429人、鶴ヶ島の男性で602人、鶴ヶ島の女性で827人、90歳～94歳の鶴ヶ島の人口が561人、鶴ヶ島の男性が177人、鶴ヶ島の女性が133人、95歳～99歳の鶴ヶ島の人口が168人、鶴ヶ島の男性が35人、鶴ヶ島の女性が133人、100歳以上の鶴ヶ島の人口が30人、鶴ヶ島の男性が5人、鶴ヶ島の女性が25人、という内訳でした。

また、上記は鶴ヶ島の総人口でしたが、鶴ヶ島の世帯数合計は31558戸でした。鶴ヶ島の世帯数合計のうち、鶴ヶ島の日本人住民の世帯数は31258戸、鶴ヶ島の複数国籍世帯数は300戸となりました。

 

鶴ヶ島の転入数と転出数

同じく令和4年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口（市区町村別）（日本人住民）によると、令和3年の鶴ヶ島の転入者数は3203人、鶴ヶ島への国内からの転入者数は3166人、鶴ヶ島への国外からの転入者数は37人でした。また、同年の鶴ヶ島からの転出者数合計は2912人、うち、2870人が鶴ヶ島の転出者数（国内）、42人が鶴ヶ島の転出者（国外）でした。

 

鶴ヶ島の出生数と死亡数

同資料によると、鶴ヶ島の令和3年の死亡者数は698人、同年の鶴ヶ島の出生者数は412人でした。

 

・総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/jinkou_jinkoudoutai-setaisuu.html

※令和4年1月1日現在のデータに基づく

 

相続相談をする際に相続相談をする士業を選ぶポイント

相続の相談先として、相続手続き全般の相続相談なら司法書士、相続税の相続相談なら税理士、相続トラブルの相続相談なら弁護士と、相続によっても相談する相続の分野について最適な相続の相談先は異なります。ここでは士業の種類を問わず、相続相談先を選ぶ際のポイントをお伝えします。

 

相続相談実績数・相談後の相続に関する解決実績数

相続相談の対象となる相談を受け付けている士業は相続のみを業務として行うわけではありません。また、相続を得意領域としているか、相続の相談スキルや相続に関する実務のノウハウが蓄積されているかは相続分野以外の経験年数では測れません。その際には各士業の相続関連の相談実績や相談後の相続案件の解決実績の数を重視してみると良いでしょう。相談前や相談時に確認することがおすすめです。

 

相続を専門(得意)とし、積極的に相続の相談を受けているか

士業の中には相続が専門外の場合もあり、そのような事務所は相続相談先としては適しません。近年では相続に特化したHPで相続の相談を積極的に受け入れている相続相談先も増えてきたので、そのHPに記載のある相談実績数や相談後の相続に関する解決実績を見たうえで、相続相談先を決めていきましょう。

 

相談時に相続手続き全体を考慮した相続に関する提案をしてくれるか

相続の相談先を選ぶ上で、相続全体を包括した相談・提案をしてくれる事務所に相続相談するのが良いでしょう。例えば司法書士なら相続手続きだけではなく、相続税についても相続相談できる。弁護士なら相続トラブルだけではなく、相続登記などの相続手続きについても相続相談できるといったように、その士業が担当する主な相続業務以外のことまで相続の相談に乗ってくれて、相続全体を包括した提案をしてくれる士業に相続相談をしてみると良いでしょう。無料相談を受け付けている場合もあるため、まずは相談をしてみることがおすすめです。

 

相談時に話をしっかり聞いてくれる

例えば相続人同士の遺産分割協議のように、相続手続きにおいては複数の選択肢が存在するケースも多く、相続相談時にそれらを決定する際には相続人の意思を相談しながら尊重してくれる士業が良いでしょう。相続の相談先を検討する際には相続手続き全体を包括してサポートしてくれ、ご自身の気持ちを汲み取ってくれるような事務所が相続の相談先として適切です。この点も相続相談先を検討するポイントです。

 

相談時に相続の難しい用語も丁寧に説明してくれる

相続の知識に乏しい相談者側は、相続手続きに馴染みのないケースが大半であるため、相続について相談する時には士業にとっては知っていて当然である相続の知識も相談者側は持っていないことがほとんどです。相続について相談する際に相続手続きの流れや専門用語などを分かりやすく丁寧に説明して相続相談に対応してくれるかどうかも、相続の相談先を選ぶ際に重要なポイントです。相談時に分かりやすく説明してくれたかを基準に相談先を選びましょう。

 

相続相談時にできないことはできないと答えられるかどうか

各士業には相続における独占業務や主たる業務が存在します。その専門家だけでは対応できない相続業務も存在するため、相続相談内容に対して曖昧な回答はせず、該当する相続手続きの対応の可否について明確な回答が相続相談時に得られるかどうか確認しましょう。またそのような場合は相談先に対して紹介先に相続や相続相談に強い関連士業事務所を持っているかどうかも相続相談時に確認すると良いでしょう。 

 

相談先の事務所へのアクセスが良いか

相続相談時だけでなく、実際に相談後に相続の相談をするとなれば事務所との打合せが必要になることもあり、相談時だけでなく、相談後のことも考えると不都合が生じる可能性があります。将来的な相続の相談も前提とした相談であれば、相談先はご自宅に近い事務所や、通勤経路にある事務所を相続相談先に選ぶことをおススメします。中にはオンラインでの相続相談ができる事務所もありますので、その場合は上記の限りではなく、より広い範囲で相続相談先を検討することも可能になります。

 

相談時レスポンスや、報連相がしっかりしているか

メールや電話の相続相談時の事務所側のレスポンスが遅い、相続相談後の相談時も士業からの報告・連絡・相談がないなどの不安はできる限り避けたいものです。したがって相談前の相続相談の段階でレスポンスに不安がある場合には注意しましょう。

 

相続相談は無料か、土日や平日夜間でも相続相談できるか

相談日時として、土日や平日夜間しか時間が確保できない場合には、そのような日時でも事務所への相続相談が対応可能かどうか確認しましょう。また初回相続相談料については事務所によって無料相談と有料相談のどちらのケースもありますが、一概にどちらに相続相談すべきかは言えません。有料の相続相談か無料の相続相談かどうかだけで判断せずに、相続相談先の選択肢を広げて相続相談を検討することをお勧めします。

 

相談はオンラインで実施しているか

仕事や育児で事務所へ来所しての相続相談することが難しい場合には、zoomなどを利用したオンラインでの相続相談が可能な事務所を探してみるのも良いでしょう。相続相談時にオンライン相続相談が可能な事務所であれば、相談後に正式に相談した後でも打合せや相談をオンラインで実施することが可能な場合があるので、ご自宅の近くには相続や相続相談に強そうな事務所がなくて相談しづらい場合、少し遠方でも相続相談に強い事務所を選び、初回の相続相談に加えて相談後の打合せもオンラインで実施する等、相続の相談先の幅を拡げることができます。

 

相続税申告が必要な場合は相続に強い税理士(税理士事務所)に相談するほうがよい

申告を税理士(税理士事務所)に相談や依頼をせずに一人で実施することは可能です。ただし、相続税申告を自身で行う場合に注意すべき2つのリスクがあります。1つ目のリスクは、相続税額が高くなる可能性が高いことです。相続税の計算は相続財産評価の集計です。不動産がある場合などは、正しい評価方法を理解し、不動産評価額を下げることで相続税を抑えることが可能です。また、二次相続を想定した遺産分割の方法や、相続税を抑えることができる特例など、相続分野に長けた税理士(税理士事務所)が持つ知識や経験がないと相続税申告において判断が難しいことがたくさんあります。そのため、経験豊富な税理士(税理士事務所)に相談するほうがよいです。

2つ目のリスクは、税務調査の対象になる可能性が高い点です。相続税申告書には税理士が署名捺印する欄があります。税理士(税理士事務所)に相談し、依頼せず、自身で相続税申告を行った場合、この欄が空欄となります。

税務(相続税)専門家の税理士が作成している書類ではないということは、計算ミスや判断ミス、計上漏れなどが無いとは言い切れません。申告書に間違いがある可能性が高いという判断になり、税務調査(又は税務指導)の対象となる可能性が非常に高いです。

相続税申告を税理士に相談し依頼することで、正しい評価方法を行うことができ、2つのリスクが回避可能です。

 

相談前や相談時に気を付けたい、税理士(税理士事務所)を選ぶ時のポイント

相談先の税理士(税理士事務所)の事案での税務調査に入られる率の低さ

税理士(税理士事務所)に相談や依頼をせずに個人で行った場合、税理士に相談し依頼した場合の両方を含めて、相続税の税務調査が行われる可能性は20％前後といわれていますが、相続専門の税理士として税務署から一定の信頼を得ている場合には、税務調査に入られるリスクも自ずと減少するものと考えられます。過去にその税理士・税理士事務所が行った事案において、「相続税の税務調査率3％以下」というのが1つの目安です。相談前にHP確認や初回相談時に確認することをお勧めします。相続税の税務調査率の低さは、税理士が不備なく正しく相続税申告を実施できている実績のため、相続分野でこのような特徴がある場合は相続に強い税理士・税理士事務所と言えます。相談する税理士を選ぶ際の参考にしてください。

 

相談先の税理士(税理士事務所)の相続税申告の実績数

一般的には申告実績が多いほど、税理士事務所や各々の税理士にノウハウが蓄積されていると考えられます。年間の申告実績が判断基準となります。目安はその税理士や税理士事務所の申告実績が年間50件程度あれば、相続に強い税理士・税理士事務所と言えます。

 

税理士に相談すべき時

初めての相続税申告で手続きがわからない(忙しくて時間がない)

税理士(税理士事務所)への相談を検討すべきケースは、相続が発生したが、申告経験や時間がないときです。相続税申告が必要な場合、税理士のように専門的な知識をもっていない一般の方が正確に相続税申告書を作成することは容易ではありません。

また仕事や育児などで忙しい場合には、作成に充てるための時間を確保すること自体が困難なケースも多いため、そのような場合には早めに相続に強い税理士(税理士事務所)へ相談することをお勧めします。

 

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「つぐなび」の運営は、1970年創業の株式会社船井総研ホールディングス(東証1部上場、証券コード：9757)の経営コンサルティング事業を担う株式会社船井総合研究所が行っています。…もっと見る

船井総合研究所は、相続分野において700事務所にものぼる全国の弁護士・税理士・司法書士といった士業事務所のコンサルティングを行っており、その長年のノウハウをもとに「つぐなび」を2020年に開設いたしました。
現在、全国的に高齢人口の急速な増加を続けており、総人口は減少していく一方で、高齢者人口は2040年まで増え続けると予測されています。それに伴い、相続財産をめぐるトラブルも増加、複雑化していることが喫緊の課題となっており、さらに、問題を未然に防ぐための遺言や民事信託などの生前対策のニーズも年々高まっています。 「つぐなび」では、相続でお困りの皆様が、相続の”プロ”である専門家と一緒に相続の課題解決をしていけるようサポートいたします。

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