相続の実績が豊富な専門家の中から、
ご希望に合った相談先を簡単に探せます。
解決事例数ランキングも掲載しています!
目次
相談前:疎遠になっている次順位相続人に相続放棄をしてほしい
父親が他界し、相続人であるOさんと他3人の子供から、相続放棄の手続きの相談を受けました。 父親は過去に事業を行っており、その当時からの借金が多額に残っていましたが、実家の土地と古い家屋が資産として残っていました。
古い家屋は、そのまま放置しておくと倒壊する危険があるため、今後の管理と処分をどうするか困っていました。 また、父親には長年疎遠になっている6人の兄弟姉妹がおり、連絡先と相続人の該当者が誰であるのか不明な状況にあるため迷惑をかけたくなく、自分たちの後に次順位である父親の兄弟姉妹に相続放棄をしてほしいとのご希望でした。
全員の相続放棄後に、不動産を処分するための相続財産管理人の選任も検討中とのことでした。
相談後:該当する相続者の調査後に相続放棄手続の支援をする
まず提案したのは第一順位相続人の相続放棄完了後に、次順位相続人確定のため、戸籍謄本などの調査代行の引き受けです。 また相続人が確定次第、該当する方へ専門家から手紙を送付し、相続放棄の手続きのご案内とご支援も合わせて行いました。
最初に第一順位相続人となる子供の相続放棄の手続きを迅速に行いました。その後、委任状を依頼者から預かり、次順位相続人の調査と確定を行いました。兄弟姉妹の中には既に他界されている方も多くいらっしゃったため、調査にかかった時間は2ヶ月ほどです。
調査の結果、父親の甥姪を含めて相続人は全部で15名いることが判明しました。該当する相続人の住所も特定できたため、全員に事情を記載した手紙を当事務所から送付しました。被相続人の名前も覚えていない方が多く、初めは驚かれましたが相続関係説明図や相続放棄の必要がある状況を丁寧に説明した結果、納得していただくことができ、全員の手続きのご支援をいたしました。
事務所コメント:疎遠になっている相続人に放棄してもらう場合は第三者の説明が重要
次順位の方が相続放棄をする際に必要な手続き費用まで迷惑をかけたくないとのことで、第一順位のOさん達が負担することになりました。次順位の方に相続放棄をお願いする場合は、第一順位の相続人が費用の負担をすることで、協力してもらえる可能性が高くなります。また、当事者間で直接やり取りをすると感情的になり、上手くまとまらないケースが多々あります。
揉めることなくスムーズに手続きを進めるためには、第三者である専門家からの相続放棄をしなかった場合のデメリットなどの詳しい説明が非常に大切になります。
* * * * * * * * *
この事例を解決した事務所
事例を参考にすると相談もスムーズ!お近くで相続の専門家を探せます
つぐなびでは全国の相続に強い専門家から、あなたの希望に合った相談先を簡単に探すことができます。
多くの事務所が相続の初回相談無料/土日相談対応可・出張訪問やオンラインでの相談可、と相談しやすい事務所を厳選しています。
下の検索窓で専門家の種類と地域を選択し検索できます。お近くの事務所で是非「こんな事例を見たのですが、、、」と相談してみてください。
事例掲載数は国内最大級!
▼その他の解決事例はこちらで検索▼
※本記事は、掲載事務所として記載された事務所によるものです。本サイトの運営者は本記事の内容についてご対応は出来ず、掲載事務所への紹介・斡旋はしておりません。本記事の内容については、掲載事務所までお問合せをいただくようお願い致します。
※本記事でご紹介する解決事例については、掲載事務所において具体的な事件の特定を防止する目的で一部内容の変更を実施している場合がございます。
※本記事は、解決事例が生じた時点の法令に基づくものであり、その後の改正等を反映するものではありません。