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相談前:不動産の価値があまりないが相続し、預貯金も公平に分けたい
Aさんの父親は25年前に死亡し、母親は10年前に死亡していましたが、どちらも遺産分割が未了となっていました。相続人は姉Bさん、兄Cさん、そしてAさんです。疎遠にしていたCさんから遺産分割調停が起こされました。「不動産が4筆あるが、田舎土地であまり価値がないので、Cさんが全て相続したい。預貯金700万円ほどは兄弟3人で公平に分けたい」という内容でした。Bさん・Cさんはこの提案に賛成していて、Aさんにもこの提案を飲むように迫ってきました。Aさんとしては不動産はCさんが相続するのはやむを得ないとして、預貯金まで3分の1ということに納得できませんでした。しかしBさん・Cさんが賛成している以上、この提案を飲まなければならないのかとAさんが相談に来ました。
相談後:不動産の価値はもっと高い
調停当初、4筆の土地については田舎なので1,000万円にも満たない価値しかないとCさんは主張していました。しかし、第1回の調停期日で「不動産の価値はもう少し高いはずである」と当事務所の弁護士が主張しました。その結果、双方が不動産会社に依頼して査定書を取ってくることとなりました。Cさん側の不動産会社の査定によれば4,000万円程度、当事務所の不動産会社の査定によると4,800蔓延くらいという数字が出てきました。 最終的にはこの不動産価格の中間の4,400万円を前提に価格賠償を行うことになりました。CさんはAさんに対して預貯金700万円と不動産の価値4,400万円を合わせた5,100万円の3ぶんの1である1,700万円を支払うということで和解が成立しました。
事務所コメント:きちんと専門家に相談を
初めは「田舎の土地なのであまり価値がない」というCさんの主張を鵜呑みにして、預貯金についてはBさんと半分ずつくらいをもらえたら良いとAさんは考えていました。しかし念のため不動産会社に査定を取ってもらいましょうという当事務所の弁護士の提案を受けて、査定書を取った結果、思ったよりも不動産の価値が高いことがわかり、それを元に和解することができました。 つまり、当初Aさんの意向では最低350万円くらいで構わないと考えていたのですが、実際には1,700万円を取得することとなりました。 遠方の土地であっても相手の言い分をそのまま信用するのではなく、きちんと不動産会社に査定依頼をすることによって良い条件で遺産分割をまとめることができました。また、解決まで7ヵ月と調停が提起されたにしては早い解決でした。
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この事例を解決した事務所
武蔵小杉あおば法律事務所(神奈川県 川崎市中原区)
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