法律を超え「人」に寄り添う相続の伴走者
フロンティア司法書士事務所 宮﨑 辰也 代表司法書士

東急大井町線「二子玉川駅」西口から徒歩4分の場所にあるフロンティア司法書士事務所は、地域密着型として相続手続きや生前対策を幅広く取り扱っています。
代表司法書士である宮﨑辰也司法書士は、相続人の調査から不動産、預貯金の名義変更など複雑な手続きを一括して代行する「相続手続まるごとサポートプラン(遺産整理業務)」などを用意し、ご依頼者様が納得のいく相続を迎えられるよう、丁寧にヒアリングしサポートすることに努めています。
宮﨑司法書士が何よりも大切にしているのは、法律の知識だけでなく、ご依頼者様一人ひとりの「繋がり」や「想い」に寄り添い、法律だけでは解決できないご家族の課題と向き合い、温かい眼差しで円満な解決へと導く姿勢です。
今回は、身近な法律家として地域に根差す宮﨑司法書士の想いを聞きました。
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ドラマとの出会いが拓いた法律家の道
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――司法書士になられたきっかけについてお伺いします。大学を卒業されてすぐに資格を取得されていますが、元々法律家を目指されたのは、どのようなきっかけからだったのでしょうか。
もともとは弁護士志望でした。高校卒業後に浪人していた頃に、たまたま観たドラマが私の人生の転機となりました。
司法研修所を舞台にした『ビギナー』というドラマが放送されており、これから法律家になろうとする人たちが集まって事件の裏にある人間模様や、法律の解釈を巡って白熱した議論を交わす姿を見て、「法律って面白いな」と思ったのがきっかけです。
特に、法律は人によって解釈の仕方が違い、単純に「『1 + 1 = 2』とは限らない」という奥深さに魅力を感じ、大学は法学部に進みました。
――その後、司法書士の道を選ばれたのはなぜでしょうか。
大学卒業のタイミングが、司法書士の簡裁訴訟代理業務(訴額140万円以下)の範囲がちょうど広がった時期でした。
「司法書士でもできることは結構あるのではないか」と思ったことと、勉強の範囲が似ている部分もあったので、この道に進むことを決めました。
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同じ案件は一つもない
法律を超え「人との繋がり」を重視
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――大手事務所での勤務時代や独立後の経験を通じて、法律家としての信念はどのように築かれましたか。
実務を経験して、案件は一つひとつ違うということを実感しました。
法律家と言われていますが、必ずしも法律だけで解決できるわけではないということです。
結局は、「人と人とのやり取りや繋がり」が重要になるということを、今も強く感じています。
六法を開けばそこに答えがあるわけではないのが、まさに司法書士の実務だと考えています。
――相続問題では、特に「人との繋がり」が重要になってくるのでしょうか。「争族」を未然に防ぐために宮﨑司法書士が重視されていることについてお聞かせください。
もちろん、「亡くなった方にとって、『相続人』となる人は誰か」ということなどは法律で決まっていますが、だからといって、法律を当てはめれば円満な解決に向かうわけではありません。
やはり、相続に関わるご家族のそれまでの関係性や想いが深く関わってきます。我々としては、「いかに揉めさせずに解決できるか」という点を最も重視しています。
――これまで経験されてきた相続の案件で特に印象に残っている事例はありますか。
相続人の数が多かった案件は、特に印象に残っています。
勤務時代には、3世代にわたり登記が放置され、結果的に相続人が56人に上った案件がありました。
独立後は、兄弟の相続で相続人が25人になった案件を担当しました。そのケースでは18人が相続放棄に応じてくださいましたが、残る7人で争いとなり調停・審判にまで発展し、解決までに4〜5年かかりました。
こうしたケースは、「遺言書さえあればスムーズに終えられたのに」と強く感じます。
特に、兄弟姉妹が相続人となる場合は、遺留分がないので、遺言書さえあれば迅速に手続きを終わらせることができたはずだからです。

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悲しみの中にいる依頼者の方への配慮
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――相続が発生した後、精神的なショックを受けているご依頼者様への対応で、特に心掛けていることはありますか。
心がけているのは、いきなり法律論から入らないようにすることです。
ご相談者様が今抱えている不安や心の中の悩みを深くお聞きすることを重視し、「寄り添う」姿勢を大切にしています。
言葉遣いも重要だと考えています。相続の相談に数多く応じていると、日常的に人の死がありますが、「死んだ」とか「死ぬ」といった言葉は決して使わず、「お亡くなりになった」という表現も避け、「相続が発生した」と言うように心がけています。
また、亡くなった方についても、「故人」ではなく、「旦那様」「お父様、お母様」など、ご家族の一員としてお呼びするように配慮しています。
――相続では手続きすべきことが数多く、期限があるものも少なくありません。手続きに追われるご家族にどのようにアドバイスされていますか。
手続きはスピード感も大切ですが、「早ければ良い」とは限りません。
相続が発生してからすぐに動く必要のない手続きを急がせてしまうと、悲しみの中にいるご依頼者様には大きな負担がかかるからです。
ですから、「ご自身のタイミングで、気持ちの整理がついてから動けばいいですよ」とお伝えし、ご自身のペースで心の整理をしていただくことを大切にしています。
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地域密着と「身近な法律家」として
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――宮﨑司法書士は二子玉川に事務所を構えていらっしゃいますが、この場所を選ばれた経緯を教えていただけますか。
元々、違う場所で事務所を構える予定でしたが、お誘いを受けてこの二子玉川で開業することになりました。
私自身、高校時代は部活動で多摩川の河川敷にある旧ジャイアンツ球場あたりで週2回練習をしていました。
その際、二子玉川駅を乗り換えでよく使っており、私にとっては汗を流した思い出の地でもあります。
地域密着でご相談を承る上でも、ご縁のあるこの地を選んでよかったと思っています。
――最近はどのようなご相談が増えていますか。また、相談しやすい体制を整えているのはなぜでしょうか。
ご相談は世田谷区の方が最も多いですが、大井町線や田園都市線沿線からも多くいらっしゃいます。
最近は、遺言書作成に加え、認知症対策(任意後見契約、家族信託など)に関するご相談が特に増えています。
私は、司法書士は「身近な法律家」だと思っています。
お仕事をされている方など、日中にお時間がない方もいらっしゃるため、平日は夜21時まで、土日祝日の相談もご予約で対応できるようにしています。
ご相談方法も、来所やお電話だけでなく、LINEアカウントを用意するなど、ご相談者様が不安に思った時に相談しやすい雰囲気と体制を整えています。
――最後に、相続や生前対策に不安を抱えている方へメッセージをお願いします。
相続対策は「早いに越したことはない」ですね。ご自身の親御さんの年齢で言えば70代、80代になられた頃、あるいは「最近物忘れがひどくなってきた」と感じた時が目安です。
「今すぐ何かあるわけじゃないけれど、何かあったら家族がバラバラになってしまうのではないか」というような、漠然とした不安がある「モヤっとした段階」で、まず相談に来ていただきたいです。
悩みは人それぞれで、ある人にとってはたいしたことでなくても、別の人にとっては非常に重大なことだったりします。
ご相談いただくことで解決策や対策を知ることができ、選択肢も増えます。
ご家族にとって最善の形を、一緒に考えていきましょう。
