家庭で使用する電気は、電気の供給会社と個人が契約を結ぶことで使えるようになります。
そのため、状況に何らかの変化は生じた場合は契約者の名義を変更しなければいけません。
名義人が死亡した場合ももちろん名義変更をしなければいけない状況だと言えます。
今回は、電気の名義人を変更する方法や注意点について解説していきます。
1. 電気の名義変更の方法
電気の名義変更は、電話やインターネット、FAXからできるようになっています。
電話で手続きする際は、電力会社のホームページで手続きを行っているのはどの部署なのか確認してください。
そして、その担当部署に連絡をしましょう。
電話で連絡する場合の注意点として知っておきたいのは、休み明けの月曜日、朝・昼・夕方の時間帯は混み合う可能性があること、日曜日や祝日は受け付けをしていないことです。
インターネットで手続する場合は、24時間いつでも可能です。
しかし、電力自由化後の料金プランで契約をしている場合、名義変更の時に清算をしなければならない場合などは、インターネットでの手続きができないこともあります。
また、入力しなければいけない情報を間違えてしまうと、後日やり直しをしなければなりません。
FAXで手続きをする場合は、専用の申し込み用紙をダウンロードする必要があります。
ダウンロードした申し込み用紙を記入し、プリントアウトするやり方が一般的となっています。
2. 名義変更と電力会社の変更はまとめてできない
名義変更をする際に、電力会社の変更もしたいと考えるケースもあるでしょう。
しかし、それはまとめてできないこともあらかじめ把握しておく必要があります。
電力の自由化によって、電力会社は自由に選べるようになっています。
そのため、今よりも安く契約できるところがあれば電力会社の変更も検討するケースが増えています。
円滑に電力会社の変更ができるような仕組みが生まれましたが、契約書の名義人が同じでなければいけないのです。
つまり、名義変更をしてからでないと電力会社の変更はできないのです。
3. 引き落とし口座の変更も忘れずに!
名義変更をする際は、引き落とし口座の変更も忘れないようにしましょう。
引き落とし口座を忘れると、死亡した名義人の引き落とし口座のままになっているため、引き落としができない状況になります。
口座の変更は、金融機関に置かれている口座振替依頼書を記入し、窓口に提出するだけなので難しいことはありません。
4. まとめ
電気の契約をしている名義人が死亡したら、名義変更をする必要があります。
電話やインターネット、FAXでできるので、一番やりやすいと思う方法を選択しましょう。
電話で確認するのが最も確実ですが、その他の方法も順序を踏んで手続きを行えば問題なく名義変更ができます。
この記事の監修者
工藤 崇(くどう たかし)
独立型ファイナンシャルプランナー。
WEBを中心にFP関連の執筆・監修多数。セミナー講師・個別相談のほか、「相続の第一歩に取り組む」ためのサービスを自社で開発・提供。
東京・北海道を拠点として事業展開。
株式会社FP-MYS代表。