まさか200万円の親の借金を背負うことになるなんて…
石田良子さん42歳(仮名)は3か月前、父親を亡くしました。
兄弟姉妹もおらず、そもそも相続財産が少なかったこともあり、母親と良子さんとで相続手続きはスムーズに終えることができました。
「お金がたくさん残っても墓場まで持っていけないしね。遺産は少ない方が揉めることもなくていいわ」と母親がこぼし、良子さんもその通りだと考えていました。
しかし、この後思わぬトラブルが待ち受けていたのです…
「ちょっと良子、とんでもないことになったわ!」
突然の母親からの電話で聞いたのは、なんと自宅に借金の督促状が届いたという事実―
その日のうちに実家に帰ると憔悴仕切った母が…
良子さんは父親の書斎だった部屋を入念に探していきます。すると、督促状が大量に出てきました。
失意の中、何とかしないといけないとインターネットで検索をすると、「相続放棄」という方法があるとのこと。ただ、よくよく調べてみると―
「えっ、相続放棄って亡くなってから3カ月の間にしないといけないの!?」
ただ、さらに調べてみると3カ月を超えた申請でも通る可能性があるとのことで、自分で調べた方法で藁をもすがる気持ちで家庭裁判所に申請をしたのでした。
ただ…、申請は通らず却下という結果―
いくばくもない相続財産を返済にあてても200万円が負債として残り、今後良子さんが肩代わりをすることになりました…
人生を変えるほどの“親族の借金相続”という問題。あなたはどう対処しますか!?
相続放棄の期限=自己のために相続があったことを知ったときから3カ月以内。これを「熟慮期間」と言う
最後に―
ここまでお読みいただいて、相続放棄の重要性と期限があるがゆえの緊急性を理解していただけたかと思います。
親族の借金を相続するということは、あなたの人生を狂わせる重大な問題です。
ぜひ一度、専門家である司法書士に相談してみて、悩みや疑問を打ち明けてみてはいかがでしょうか。
当サイト『つぐなび』に掲載されている事務所は、どこも初回相談を無料で行っています。
士業の先生への相談というとすごくハードルが高く感じるかもしれませんが、士業の方々は「困っている人を助けたい」という強い想いを持つ、気さくで温かい方が多いです。
「相談しなくて後悔することはあるけど、相談して後悔することはない」これは実際に相談した方から聴いた言葉ですが、まさにその通りだと思います。
司法書士という専門家に相談し、正確かつ迅速に手続きを完了させ、一日でも早く安心できる日々を取り戻しましょう。